婚活サポートコンソーシアム

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  • 第2回婚活シンポジウム 「少子化・未婚化時代」におけるパートナーシップのあり方 開催レポート

クロストークこれから企業でできることは

セゾンカード

カードの審査・発行は、家族に関する事項が判断の一部。

『家族』の枠組みが多様化し、未婚化が進む社会が定着していくことで従来の商品や与信の判断基準を考え直す必要がある。

並行して、教育プログラムへの協賛などの活動から、子供たちの成長をサポートしていきたい。

家族の括りの中で、カード審査が行われており、一人ひとり対応ができていないのが現状。これからの多様化社会に向けて、審査基準を見直し、お客様にカードの提供する機会を増やしていきたい。また、教育についても中高生が参画をしているプログラムがある。会社がお題を出し、学生にプレゼンをしてもらっている。

牛窪さん
牛窪さん

多様性を認めることは「今ある家族、結婚とは違うが、これもありなんだな」と「多様婚」を気付かせる良いキッカケにもなる。今まで通り、結婚して妻子を養う男性ほど信頼度が高い、という世の中ではなくなってきている。こういった企業の取り組みは素晴らしいと思う。

T&G

「結婚」=「自然な愛のカタチの先にある誓いを意味する」という視点をスタートラインとし、多様な価値観を互いに尊重し合える社会を形成すべき。

① 多様な価値観を受け入れ、共感し合う場を創出する
環境と仕組みが備わった結婚式を提供していく。

② 子育てがキャリア形成の障害にならない会社となるための挑戦として、保育所展開を目指す。

保育所展開を今後はやっていきたい。弊社も育休明け、保育所が見つからず一定の時短期間が終了してしまうと退職してしまうスタッフが多い。会社としてもスタッフをなくしてしまうのはもったいない。弊社だけで行うのではなく、保育所展開に共感をしていただける企業様と一緒にコンソーシアム型で行っていきたい。

名取さん
名取さん

保育所展開は非常にうれしいこと。待機児童が減らないので
積極的に民間企業にも取り組んでいただきたい。

はたらこねっと

未婚化や少子化を解決するための「多様化」という考えを「仕事」をキーにして考える。

年収を「世帯」で考えられるようになる。
 ∟女性(妻)も家計を支える担い手となる。
  ∟出産・妊娠を経てからも働き続けることができる。
   ∟保育・介護などのサポートが充実している。

実現できれば、平均年収が低い非正規雇用者も結婚へ踏み出せるのではないか?

出産・妊娠などのライフイベントを経てからも働き続けることで女性も家計を支える担い手となること、またそれを認めるための保育、介護などのサポートを行うことが、ひいては未婚化や少子化を解決するための手立てになるのではないか。

石坂さん
石坂さん

非正規雇用の方は結婚しづらいといった意見もあるが、多様性や自信を見出せれば解決できるのではないか。

東進ゼミナール

現状、子ども達が結婚にプラスの印象を持てていない。

恋愛できない若者が増えているのは、
ここに原因があるのではないか?

大切なことの1つは、コミュニケーションの大切さを
小さい時から「教育」として教えること。
同時に親に対する教育も同じくらい重要である。

弊社は4,000名の小中高生、子供達を抱えている。
子供達の会話の中で親同士がお互いの悪口を言っていたりなどネガティブな会話が蔓延している。親が仲良しという子供が少ない。
英数国理社だけではなくコミュニケーションも含めてあらゆる面で教えるのが塾。同時に子供達の親への教育も同じくらい大切ではないかと思っている。
こういったカリキュラムを広げていく為に賛同してもらえる会社、自治体、国等と連携をしていきたい。

残間さん
モデレーター残間さん

親の教育から始める。大変な時代だが、効果があると思う。頑張ってもらいたい。

ビックホリデー

地域経済を活性化するためには、地域外からの旅行者や短期滞在者による「交流人口」を増やすことが大事。

地方公共団体等との連携を密に行い、体験や交流を取り入れた「着地型観光」の充実を図り、「交流人口」の増加に向けた取り組みを進めている。

並行して「観光立国」を掲げられる中で、外国人とのパートナーシップ・結婚活動など「訪日外国人活用」にも今後は貢献していきたい。

観光立国を推進する政府が2020年までに4,000万人、2030年には6,000万人を掲げている。多様性もふくめて、旅行会社として弊社は、日本人同士以外のパートナーシップにも目を向けていくべきではないのかと考えている。

名取さん
名取さん

外国人を受け入れる体制が日本は充分でないと言われている。その辺りにも重点を置いて頂けると嬉しい。

椿山荘

「なし婚」層(結婚式をしない層)の掘り起こしとして、「カタチ」に捉われない、二人の思いを自由に表現できる「人前式」スタイルに注力している。

並行して、大学との産学連携にも取り組み、「婚礼需要」の掘り起こしにも力を入れている。

弊社では、様々なカップルに幸せになってもらうべく
これからも多様性を視野に入れて挙式を行っていく。

最近では、結婚をする人も減ってきており、結婚をしても結婚式を挙げない人が増えてきている。
結婚式のカタチはチャペル式、神社式等、宗教色、家族のつながりを重視していることが多い。
弊社は多様性を受け入れ「人前式」に注力している。
人前式は宗教色、家族の繋がりではなく、二人の思いを自由に表現できる式。結婚式を通して多様化を認めていければと思っている。

牛窪さん
牛窪さん

ナシ婚の割合は婚姻カップルの4割と言われるほど増えている。 初婚はもちろん再婚の人達にも「リ・ウェディング」などとして目を向けてみたら良いのではないか。
また、既婚でももう一度結婚式をしたい方はたくさんいらっしゃると思う。

PRIMO JAPAN

育休者に対して、
・休職中でも社内の情報を共有→疎外感を減らす
・休職者同士の交流が可能

復帰までの準備や復帰後のイメージを持ってもらえるような仕組みを今年4月から取り入れた。
さらに、復帰後のイメージが高まるように、
実際に復帰して働く先輩ママから、アドバイスや
意見を聞くこともできるようにしている。

弊社は7割強が女性スタッフであり、結婚や出産を機に会社をやめなければいけないと考えているスタッフが多い。それを改善するために休職者とのコミュニケーションを取り続け仲間意識を継続できるプロジェクトを進めている。

残間さん
モデレーター残間さん

育児って幸せだが、
作業の連続といった部分もある。
核家族化が進んでいる世の中なのでもっと会社のスタッフ同士がコミュニケーションをとることが大切だと思う。

MISAWA

「住まいは、巣まい」という「カタチ」から、
“さまざまなタスク”
=家事、子育て、仕事、趣味、地域での活動等
をシェアする多様な世代の人たちが、新しいカタチの
「家族」となって共に住まう家が増えていけば良い。
・シングルマザー向けシェアハウス
・託児~学童付コワーキングスペース
など、子育て支援から、入居者の自然な交流、支え合いを促す「場づくり」に貢献していきたい。

半世紀、住宅の研究に特化し、50万世帯に提供してきた。第2の住まいとして保育施設、シェアハウス等を場づくりとして心地よい空間を提供していく。シェアハウスもつくって運営を他社に任すのではなく運営も弊社で行っている。

筒井さん
筒井さん

家族ではない新しい繋がりが目立つようになっているが、日本は「標準化された家」しかないといったムズかしさがある。それ以外に条件のようなものがあれば人は新しい試みができるのは間違いない。ぜひ続けていってほしい。

リソル

ライフイベント(結婚・妊娠・出産)をキッカケに正規雇用から離脱することが企業活力を削いでいた。

福利厚生を「余暇支援」→「社員のキャリア継続支援」
として再定義し、少子化・未婚化問題に取り組んでいく。

①ライフイベント期のサポート強化
②少子化問題の正しい理解を啓発するセミナーの展開
③婚活モチベーション向上へのサポート強化

企業の状況、社員の価値観なども時代とともに変化していっている。その変化に対応していくことが大切。その中の一つとして福利厚生を「余暇支援」→「社員のキャリア継続支援」に再定義した。
また、女性が働き続けることはムズかしい現状がある。しかし、従業員は働き続けたい、企業も長く働いてほしいといった「幸せな一致点」を見出しているなかで人事担当と話し合いセミナーや勉強会を開催し働きやすい会社といったものを追求していっている。

石坂さん
石坂さん

社員が労働力を提供し企業が給与を支払うといった関係性だけではもたない。
日本は人材の取り合いにもなっている事も踏まえ、ライフイベントにコミットしていかないといけない。そういった変化に対応しフレームワークを変えた例だと思う。