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- 第2回婚活シンポジウム 「少子化・未婚化時代」におけるパートナーシップのあり方 開催レポート
女性が結婚に対して重荷に感じてしまっている現状がある。
筒井さんが仰っていた通り、同類婚になってきている。
昔は、女性は上のランクの相手と結婚して生活レベルを上げるシーンも多かった。
社内で上司に、あるいは近所で誰かに、「条件」で相手を紹介されることが多かったから。でも、今は違う。
結婚後の家事・育児負担が大きい分、結婚への憧れは薄れた。
筒井さんは、「女性(産む性)の方が負荷が多いのではないか」といった主張に対してどう思うか。
どのデータをみても女性(産む性)に負荷がかかっていることは明らか。
女性の負担が多いので夫が何とかするべきではないかと声が上がるが、それでも足りない。
他国を見てみると、スウェーデンは女性が公務員として活躍していることが多い。
復職、昇給もできる。アメリカは、早い人は出産後数週間もしないうちに、子どもをナニーと呼ばれる乳母に預けて、
復職する。
スウェーデンもアメリカも出生率が回復している。
夫だけに頼るのではなく、外部化し政府、民間から調達している。
少子化が改善されている国はたくさんある。
他国の成功例を積極的に真似していくのが良いと思う。
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この社会の状況に現代の若者はどう思っているのか?
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多様化を認めていくために社会全体で発言をポジティブなものに変えていく。
「産む性」が抱える負担はあまりに大きく、普通に働くことさえ難しい。
よって日本では300万人にものぼる女性の労働力が活用されずにいる。
都市部では、出産後に働きたいと思っても保育園に預けられないので働けない。
いわゆる待機児童の問題に直面する。
仮にフルタイムで働けるようになっても、今度は家事の負担がのしかかる。
日本男性の家事時間は一日一時間以下と、他国に比べても著しく低い。
よって子供を産むとペナルティがある国になってしまっている。