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- 第2回婚活シンポジウム 「少子化・未婚化時代」におけるパートナーシップのあり方 開催レポート
現実のライフスタイルと国の制度にものすごくズレがある。
筒井先生が仰っている通り、「標準家庭」と知られるものがバーチャルっぽい。
今は共働きが一般的で、出生率も今は1.46なのに標準家庭では専業主婦で子供二人。
高度成長期あたりの標準家庭を基に今の税制、年金、制度などが考えられている。
よって現実のライフスタイルと国の制度にものすごくズレがでてきてしまっている。
既に制度疲労を起こしている。
日本の社会制度は中々変わらない。
男女共同参画社会基本法ができた1999年に、年金制度を改めるといった考えもあったが、いまだに変わっていない。
今も専業主婦の妻を持つ片働きの夫は、自分の妻の年金を払わなくて良い。
つまり働く男女が専業主婦の年金を払ってくれる制度がある。これはおかしい。
日本の社会制度は中々変わらない。今話題の夫婦別姓も同じ。
「選択制は家族の崩壊につながる」と主張する人もいる。
しかし、明治時代までは、夫婦別姓だった。夫の姓を妻は名乗れなかった。
明治の終わり頃に夫の姓を名乗りたいと主張した女性たちがいたこともあり夫婦同姓になった。
今主張されている夫婦別姓選択制はいまだに実現されてない。
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この社会の状況に現代の若者はどう思っているのか?
名取さんは、「男女共同参画局長として、男女がそれぞれの特性を活かしながら生きていくのが、しかるべき生き方である。」といったことをずっと推進されていたが、「家族」「家庭」といったものはどのように捉えているか。