トップコミットメント
IBJが創業する以前の「婚活」市場では、まだ「婚活」という言葉が広く知られていない中 、多くの未婚者からは結婚相談所が「入りにくい」「値段が高い」などのイメージを持たれ、誰もが信頼して気軽に利用できるサービスが存在しない状況でした。
こうした状況下、結婚を望む人々の切実な思いに応えようとスタートしたのが日本初の婚活サイト「ブライダルネット」です。
ITを活用した優れた情報マッチング機能とお節介をベースとしたカスタマーサポートによって、誰もが気軽にリーズナブルに利用できるサービスを実現し、多くの人々のニーズに応えることで、結果的に少子高齢化という社会問題の解決にも貢献してきました。
「ご縁がある皆様を幸せにする」という経営理念を掲げ、市場のニーズに応えることで、「未婚化・少子化」が解決された未来の形成を目指し、日本の年間婚姻組数の4%(約20,000組)創出を目標に事業を展開しています。
婚活が多くの人にとって身近なサービスになりつつある一方、ITリテラシーの高いお客様の厳しい目にさらされることで、婚活市場は洗練され、お客様のニーズに応えるサービスが厳選されるなど 、競争環境が激化しています。IBJとしてはこれまで以上にお客様のニーズを捉え、多くの付加価値を提供していくことで、婚活市場を活性化し、牽引していきたいと考えています。
また長期を展望すれば、いずれ「多様な価値観・結婚観を広い視野で認めていく社会」の到来が見込まれます。
IBJは、こうした社会の変化から生じる新しい概念や多様性を受け入れ、事業を通じ未来社会の形成に貢献していきます。
加えて、不正利用などの問題に対処し、市場の健全性を維持するなど、市場の成長・成熟とともに複雑化する市場のコントロールもマーケットリーダーとしての責務と考えています。
事業の持続的成長を支える基盤とは、事業に適した資質を備える「人材」と、彼らの力を発揮させる「組織」だと考えます。
婚活事業は、人生の一大転機に携わらせていただく仕事。このため、お客様との信頼関係構築と結婚カップルを生み出す成果が最も重要となります。 サービスを担う社員が「お客様の期待」を的確に汲み取り、期待以上の付加価値を提供し続けていくことで次第に信頼が強固となり、結果として成婚創出という使命を果たすことができるのでIBJの社員には、誰に対しても関心を持ち、人の想いに共感し、配慮ができる「人材」を求めています。
また、こうした事業特性から、組織としても社員相互のつながりを重視しており、互いに関心を持ち、積極的にコミュニケーションできる風土・職場環境づくりに努めています。また「会社の理念に共感できているか、それに基づいた行動ができているか」を実効性評価の指針とし、これを社員一人ひとりが実行できるよう教育体制の整備にも取り組んでいます。
持続可能な社会を目指す世界の共通目標としてSDGsが定められ、「環境・社会・ガバナンス」の観点で企業を評価するESG投資が拡大するなどサステナブルな社会づくりへの気運が高まる中、IBJでも長期にわたる着実な成長を目指し、ESGの観点から経営基盤の強化に取り組んでいます。
ガバナンスでは意思決定の透明性、リスクマネジメントの強化など、業界をリードする企業に相応しいレジリエントな体制づくりを進め、環境面では省エネルギーの推進、グリーン調達の検討など環境に配慮した事業運営に努め、環境と調和した企業活動の推進で「未来世代の健全な地球環境」への貢献を目指します。
コロナ禍では、「お見合いはリアルで」という婚活の常識を覆す「オンラインお見合い」などのサービスを導入し、これらが大きく伸長しました。まさにお客様のニーズを的確に体現するIBJらしさが発揮された事例だと感じています。現場スタッフがお客様の新しいニーズを素早く捉えた成果であり、ブレずにお客様目線の対応を継続していくことの重要性を改めて体感しました。
今後もお客様・社会と真摯に向き合い、その要請に応えていくことで、皆様と共に成長してまいります。今後ともご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。