マッチングアプリで気になる人から返信が来なくなると、急に大きな不安を感じる人は多いでしょう。それもそのはず、マッチングアプリで出会った人との信頼関係は非常に不安定で、そのまま連絡が途切れてしまえば、今後一生関わることがなくなってしまうかもしれません。

しかし、不安だからといってむやみに連絡すればいいわけではありません。連絡が来なくなった理由を考えて、原因に合った対策をすることで、 相手とまた連絡が取れるようになることも。慌てて追撃メッセージを送ってしまう前に、返信時の注意点や適切な タイミングを確認しましょう。

筆者はプライベートでマッチングアプリを10年以上使っており、自身が相手からのメッセージに返信しなかったこともあれば、いい感じだった人から急に無視されるようになったこともあります。
マッチングアプリで色々な人と連絡を取る中で、初期段階で返信が来なくなる理由はほとんど、下記の5パターンに絞られることが分かってきました。

デート前に連絡が途切れるパターンで一番多いのが「なんとなく興味がなくなった」です。本当に元も子もない理由なのですが、マッチングアプリでは多くの異性と同時並行でやり取りすることになるため、印象が薄いと興味も薄れていきます。

マッチングはしたものの、いざ一通目のメッセージが届いた時に興味が持てないと、それだけで返信しないこともあります。いいねをたくさんもらっている人だと、ライバルの中に埋もれてしまって、やり取りも減っていくかもしれません。やり取りが少ない人ほど、追撃しても無視されてしまう可能性は高いです。

マッチングアプリでは、誰もがやる気まんまんで活動しているわけではありません。出会いがないことになんとなく焦りは感じているものの、頑張り方が分からなかったり、友人に勧められて、正直気乗りせず登録している人もいます。

そういう人は得てしてログイン時間が短めで、プロフィールも充実していません。マッチングアプリを見ている時間が短く、面倒事を後回しにしている可能性があるので、メッセージの返信も疎かになります。ログイン状況が分かるマッチングアプリを使っている場合は、相手のログイン頻度を確認してみましょう。

当たり前のことですが、いいねが多い人はマッチングアプリ上でモテている人なので、競争率も高いです。同時に多くの人とやり取りしていたり、デートで忙しい可能性もあるでしょう。

日々常に新しい異性とマッチし続けているので、 目移りされることもあります。マッチングアプリで積極的に活動している相手とは、やり取りを継続することの難易度が高いでしょう。

マッチングの時は興味を持たれていたのに、タイミング悪くもっと気になる人とマッチしてしまったり、先に関係が進んでいた人との仲が深まってしまい、自分の優先順位が下がってしまうことも。

マッチングアプリならではの障害ですが、マッチングしたからといってそのままうまくいくとも限りません。やり取りを重ねていく中で、相手の恋活の状況が変わることもあるでしょう。相手の恋人候補から外れてしまうと、返信が来なくなる可能性が高いです。

初回メッセージをこちらから送っていた場合、その内容で相手の地雷を踏んでしまったパターンもあり得ます。
きちんと挨拶をしていても「内容がつまらなかった」「自分に興味を持っていないと感じた」など、ささいな理由で関係に目処をつけられてしまう可能性もあるので、初回メッセージはこだわって送りたいところです。

初回メッセージ以外にも、やり取りの中で相手の気に触ることを言ってしまったり、価値観が合わないと判断されることがあったりすると、返信が来なくなるでしょう。

また、返信が来なくなった理由は、やり取りのタイミングによっても異なります。自分は盛り上がっていたと思っていたのに、急にやり取りが切れた場合、自分にも振り返るべき点があるかもしれません。

マッチング後、デートに誘う前に やり取りが終わってしまった場合、メッセージしてみた結果「気が合わない」と判断された可能性が大きいです。

●会話のテンポが合わない
●返信頻度が合わない
●質問が少なく会話が盛り上がっていない
●プロフィールと印象が違っていた

ポイントは色々ありますが、やり取りをする中で会いたいと思えなければ、やり取りを続ける気持ちもなくなってしまいます。デートの誘いをした後に返信が来なくなったパターンも、会いたくないという意志表示の可能性が高いでしょう。

初回デート後に連絡が途絶えた場合は、デートでの印象がよくなかったということです。

●メッセージで話していた雰囲気と違っていた
●外見や話し方が想像と違った
●距離感に違和感があった
●デート中に嫌な思いをした

初回のデートは顔合わせ的な側面も兼ね備えているので、「メッセージはよかったけど、会ってみたらナシだった」と判断されることも少なくありません。会ってみないと分からない部分も大きいので、マッチングアプリでの出会いではよくあることです。ご丁寧にお断りの連絡を入れてくれる人が少ないのも事実です。

デートには数回行っているのに、告白前に関係が切れてしまった場合、以下のような可能性が考えられます。

●告白までのタイムラグで他に気になる人ができた
●恋人以上の関係になる想像がついていない
●話しているのは楽しいが、ドキドキしない

デートに何回か行っているということは、人として、友人としての関係値はできてきているといえるでしょう。しかし、マッチングアプリを使う人の多くは「アプリで出会った人を友人としてキープしない」という選択をします。恋人を探すためにマッチングアプリを利用しているからです。

きっと、あなたも相手と付き合う未来が想像できなければ、やり取りを続ける意味がないと感じるでしょう。つまり相手も同じく、交際は考えられないと判断された場合、連絡を切ってしまうのです。

気になる人から急に返信が来なくなり、不安になる気持ちは分かります。筆者も何度か不安になって追撃メッセージをしてしまったことがありますが、ほとんどの場合、返信が返ってくることはありませんでした。

筆者自身、メッセージに返信しなくなった相手から追撃メッセージがきた経験もあるのですが、気持ちは変わりませんでした。返信を返していない時は自分の中で何かしら理由があるので、そこを無視してただ「おーい」「大丈夫？生きてる？」「もしかしてメッセージ埋もれてる？」など、軽いノリで追撃が来ても、意味がないのです。

むしろ、返信しない理由に気づいていないことに呆れたりもしますし、好感度もさらに下がる可能性が高いです。ただ追撃メッセージをするだけでは、むしろ逆効果。追撃の仕方については後ほど詳しく説明します。

マッチングアプリだけでは活動確認ができないからと、持てる全ての情報を使って相手をネットストーキングしようとする人がいます。

ネットストーキングして相手のSNSにたどり着けば、相手が事故に遭ったわけではないことなど確認できるかもしれませんが、それで連絡を取り合えるようになるわけではありません。むしろより大きな執着心が湧いてしまうこともあるので、ネット上での相手の特定はおすすめしません。

また、逆にネットストーキングされる可能性があるので、仲良くなるまでにあまり個人情報を共有しない方がよいでしょう。

ちなみにあなたは、マッチングアプリでやり取りしている人から「何日」連絡が取れないと不安になりますか？
たとえば1日くらいだと、ただ単に忙しくしていて、その日中に連絡できなかっただけかもしれませんよね。

前述の通り、連絡が来なくなってすぐに追撃メッセージをすると、相手に引かれてしまう可能性があるのでおすすめできません。相手との関係値やどのくらい信頼関係ができているかにもよるのですが、重いと思われれば最後、ほぼ確実に今後連絡が取れなくなるので気をつけたいところです。

具体的には、3日〜5日ほど連絡が来ていなければ、相手から故意的に無視されている可能性が高いといえるでしょう。もし、ログイン状況の確認できるマッチングアプリを使っている場合は、相手がマッチングアプリにログインしているかも確認しましょう。アプリは開いているのに返信はないという場合、次の対応を意識し始めてもいいかもしれません。

追撃メッセージがダメなのであれば、急に連絡が取れなくなった時はどうすればいいんだ……とより不安になってしまった方もいるでしょう。
ここからは、追撃する際のタイミングやポイント、マインドセットについて説明していきます。

まず追撃メッセージのタイミングは、最低でも連絡が来なくなった日から1週間以上空けるようにしましょう。逆に、1ヶ月くらい空けても大丈夫です。

返信が来ていない理由にもよりますが、気持ちが入れ替わっているタイミングに追撃すれば、相手と連絡が取れるようになる場合があります。

マッチングアプリでの恋愛のスピードは早いので、1ヶ月も経つと相手の状況がガラリと変わっている可能性も。そういったタイミングであれば、ずっと自分を覚えていてくれた人と、また話してみようかと前向きな気持ちになれるものです。

ちなみに追撃の際は「元気？」と軽いノリで送るよりも、少し丁寧に、気持ちを伝えるような文章を送ることをおすすめします。

マッチングアプリでは深い人間関係を築きづらいので、数ヶ月経って相手がマッチングアプリ疲れしているタイミングにこのような文面を送ると、かなり効果的です。

もちろん、たまたま違う人とうまくいってしまったり、退会してしまう可能性もあるので、一概にはいえないのですが、恋愛はタイミングが非常に重要だということを忘れないでください。

また、追撃のタイミングを見計らうためにも必要なのは、一人の相手とうまくいかなかった際に、他の方との連絡を続ける、新しい出会いを求めるということです。

やり取りしている相手が少ないと、追撃のメッセージを送るのを「1ヶ月待とう」などと悠長に物事を考えられなくなります。また、執着心があると、相手の心がなぜ離れてしまったのかも気になるものですが「なぜ連絡をくれなかったか」と追求するのはNGです。

余裕を持って異性と接するためにも、マッチングアプリならではの、少し希薄な人間関係に慣れてしまった方がラクです。連絡が来なくてもある程度「そういうものだ」と思えれば、落ち着いたタイミングで関係を再スタートさせられる可能性があります。

連絡が途切れた関係をもとに戻すのは難しいので、そもそも連絡が途切れないようにやり取りできるのが一番です。やり取りが続くコミュニケーション、後悔しないためのアプローチのコツを紹介します。

お互いの予定にもよりますが、マッチ〜デートまでは、最短1週間くらいが目安です。チャットのみの交流が長くなると、デートに誘う前に連絡が途絶えてしまうことがあります。早くデートをセッティングすることで、スムーズに進展する可能性も高まるでしょう。

チャットでやり取りしている間は、会話を盛り上げること以上に「相手を気遣ったコミュニケーション」に注力しましょう。

マッチングアプリでの初対面の異性との交流は、デリカシーのない発言やマナーがなっていないことで、地雷を踏みやすいです。丁寧な挨拶、誠実な態度、適切な頻度での返信を行い、相手の信頼感を損なわないように注力しましょう。

節度ある対応に加えて、チャットやデートでは「質問力」が本当に大切です。趣味がそこまで合っていなくても、相手の話を拾って質問し掘り下げる力があれば、どんな人との会話もある程度盛り上がります。

自分に興味を持ってくれると、誰でも嬉しいもの。面白い話をしようとするよりも、とにかく相手に興味を持ってたくさん質問するようにしてみましょう。

返信が来なくなった時に重要なのは、タイミングを待つ心の余裕と、ダメだった時も立ち上がる精神力です。どんなに丁寧で誠実な文章を送っても、そのまま返信が来ないことはあります。

しかし、それはあなたのコミュニケーションに問題があったわけではなく、マッチングアプリというスピード感のある恋愛市場で、いいタイミングに相手と出会えなかったというだけの話です。「当たって砕ける」覚悟があれば、タイミングを図って、追撃メッセージをしてもいいと思います。相手探しの検索条件を変えたり、少しお休みしたりすれば、また新しい出会いはあります。

運命の相手に会うまで諦めないという強い気持ちと、運命ではなかった恋を諦める潔さがあれば、何度でもマッチングアプリで運命を掴み取ることができるでしょう。

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