マッチングアプリのほとんどは、男性は有料会員となり、月々の課金が必要です。しかし、できればお金をかけずにマッチングしたい……と考えている男性は多いはず。この記事では、男性が「無料で」「お金をかけずに」マッチングする方法を解説。無課金でのマッチング攻略にはコツがあるので、それぞれのアプリの特徴を理解しましょう。

男性が無料でマッチングアプリを使うためには、登録〜メッセージまで無料で使えるマッチングアプリに登録する方法と、いいねやメッセージは基本有料のマッチングアプリを、期間限定イベントを駆使して無料で使う方法があります。

しかし、無料で使えるマッチングアプリにはそれぞれメリットとデメリットがあります。そのため、一概にどちらがおすすめとは言えないのが事実……。

まずは「男性も基本無料のマッチングアプリ」と「課金なしで使える期間がある有料マッチングアプリ」の違いを理解しておきましょう。

まず「男性も基本無料で使えるマッチングアプリ」は、おしなべて女性の登録者よりも、男性の登録者が多いサービスがほとんどです。「Tinder」や「Langmate」など、恋活・婚活に目的を絞らず、友達づくりも目的としたSNSライクなサービスも多く、マッチングアプリとしての便利な機能は少なめなことが多いです。

男女比が偏っていることもあり、マッチングの難易度は有料アプリと比べると比較的高めです。ただ、無料で使い続けることができるので、プロフィールを工夫したり、活動に費やす時間を増やしながら長い目で見ることで、完全無料でマッチングできる可能性もあります。

男性は課金しないといいねやメッセージができないというマッチングアプリも、初回登録のイベント期間限定であれば無料で使える場合があります。大手マッチングアプリである「tapple」や「Omiai」も、短期間ではありますが、条件をクリアすることで無料で女性と出会うことができます。その場合は、短い時間でなるべくたくさんの人と出会えるよう、短期的にマッチングアプリでの活動に集中する必要があるでしょう。

他にも、有料会員に招待コードを送ってもらうことで無料で使えるアプリや、有料会員とマッチングすることで、男性側が無料でもマッチ〜メッセージが可能なものも。しかし結局は、どのアプリもマッチできる期間や、マッチできる対象が限定的になるので、工夫して活動する必要があります。

ではさっそく、まずは「男性も基本無料で使えるマッチングアプリ」の特徴と対策を確認していきましょう。男性が無料で使えるマッチングアプリの数はあまり多くありませんが、複数使いこなすことでマッチングの幅が広がる可能性があります。どうしても無料で出会いたい場合は、まずすべてのアプリに登録してみることをおすすめします。

男女ともに無料で使えるマッチングアプリの金字塔といえば、やっぱり「Tinder」。会員数は公開されていませんが、2022年5月時点で有料会員数が約1,070万人、累計ダウンロード回数は3億4,000万回以上とされています。

年齢層は18歳〜25歳で約5割以上を占めており、若い世代が多く登録していることが特徴で、気軽な出会い目的で利用されることの多いアプリです。無料であることから地方でも使いやすく「異性が全く出てこない」という状況にはなりづらいでしょう。

Tinderは異性を検索する機能がなく、ランダムに表示される会員を「LIKE」か「NOPE」かでスワイプするシステムなので、直感的に使うことができます。しかし、スワイプ画面には1枚目のアイコンが大きく表示され、名前と年齢、自身がスワイプしている場所からの距離などが小さく表示される仕様になっており、アイコン写真がマッチのしやすさにかなり影響します。

一度タップしないとプロフィール文も表示されないので、とにかくいい写真を使うことがマストです。趣味の写真を使うことで、同じ趣味を持つ人とマッチングしやすくしたり、かなり盛れている写真を使うことで、マッチングの確率を上げることはできますが、通常のマッチングアプリのように努力で改善できる点が少ないので、とにかく毎日ログインして、たくさんの人をスワイプしましょう。

Tinderではスワイプ表示の条件に年齢や自身のいる場所からの距離を設定することができ、自分がその設定の範囲から漏れていると、相手のスワイプ画面に表示されないので、いいねが返ってくることは一生ない……ということになります。

カジュアルなマッチングアプリなので、恋愛ではなく「今日遊べる人」「指定の場所で会える人」を探している人もいるので、ターミナル駅や繁華街など、なるべく人が集まっている場所でスワイプすることをおすすめします。家でなくても、勤め先が栄えている場所でなら、その日飲みに行ける人が見つかるかもしれません。定期的にイベントも行われるので、イベント期間を狙うとマッチング率も多少高まります。

ペアフルは国産アプリの中で唯一、男女とも無料でマッチング〜メッセージまですることができるマッチングアプリです。無料のアプリにはなかなか搭載されていない検索機能も備わっており、趣味や価値観などを重視したマッチングも可能です。

登録後に220枚の「カード」が配布されるので、最大220人にいいねを送ることができます。ただしマッチングはスワイプ形式なので、検索した異性を一覧化して確認することはできません。しかし検索の絞り込みが細かく、住所や年齢、体型、仕事などを細かく絞り、理想の相手のみをスワイプすることができるので、220枚のカードでも理想に近い相手にいいねを送ることはできます。

ペアフルの会員数は20万人程度で、大手のマッチングアプリの中では会員数が多いとはいえません。そのため、地方で活動する人の場合、近くで使っている人の数がかなり少ない可能性があります。ある程度の都会に住んでいる人であれば、検索機能を使いながらある程度自分の理想に合う人に絞り、カードを節約しながらいいねを送ることができるでしょう。

しかし、カードは「いいね」を送るために使うものではなく、お相手の閲覧表示で消費されるものなので、そもそも無料会員だと220人分のプロフィールしか閲覧できないことになります。いいねを送らなくてもカードは消費されるので注意しましょう。

会員数が少ないことは目を瞑るとして、登録者の多くは20代なので、若い世代におすすめできるマッチングアプリです。まだローンチから日が浅く、30代〜40代の登録者数はかなり少ない可能性が。

マッチさえしてしまえばメッセージにはカードを消費しないので、使いようによっては多くの異性と連絡を取り合える可能性はあります。いいねを送る時は相手のプロフィールをよく見て、顔が分かるアイコン写真が登録されていない人や、プロフィールに空欄が多い人を避けるようにしましょう。絞り込み検索機能を多めに設定しておくと、プロフィール未登録の幽霊ユーザーを避けることができます。

しかしその分表示される人数も少なくなるので、いいねを送るのは数ヶ月に一回に抑え、自身の検索条件に合う新規ユーザーを長い目で狙っていきましょう。

「タンタン」はアジアでの登録者数がNo.1と言われているマッチングアプリで、友達づくりやカジュアルな恋活に適しています。中国発のアプリで、距離や年齢で絞り込みができる点はTinderに似ており、一部では“中国版Tinder”とも言われているようです。

日本ではTinderほどの知名度は獲得していませんが、それでも会員数は多く、スワイプの対象として、来日している海外の方もそこそこ表示されるイメージがあります。また、顔写真の認証機能が搭載されており、写真の悪用ができなくなっていることもポイント。マッチしたら別人が来る可能性はもちろん、加工による写真詐欺もしづらくなっています。

しかしその分、自分も過度に盛った写真を使おうとするとはじかれてしまいます。Tinderと同様、写真が大きく表示されるスワイプ型のマッチングアプリなので、外見に自信がある人の方がマッチングしやすいのは事実です。

もう一つ大きな特徴として、趣味をタグで細かく設定できる機能があります。趣味タグはTinderにも搭載されていますが、タンタンで設定できるタグの方が細かく、自分の価値観を可視化した形で表示することができます。タンタン公式も「趣味友の探しやすさ」を謳い文句にしているので、好きなアーティストやスポーツなど、特定の価値観を重視したい人におすすめです。

また、タンタンはミレニアム世代向けに作られたマッチングアプリで、Tinderより少しだけ年齢層が高いのも特徴です。20代後半〜30代前半の方なら、Tinderよりマッチしやすい可能性があります。

無料で使えるマッチングアプリで活動するには、いくつかの工夫が必要なことがお分かりいただけたのではないでしょうか。今回はおすすめのアプリを3つ紹介しましたが、それ以外の無料マッチングアプリを使う時にも共通している「マッチングのコツ」をご紹介します。

無料のマッチングアプリはスワイプ型であることが多いので、設定する写真はこだわりましょう。マッチングアプリでは他撮りで画質が良く、自然光による明るめの写真のウケがいいです。加工アプリを使って撮影した写真は画質が低く荒れやすいので、デフォルトのカメラアプリや一眼レフを使って撮影した写真を後から加工する方が無難です。

また、スワイプ型だからと言って気を抜かず、プロフィール文もしっかりこだわりましょう。自身の使用目的や性格を端的に箇条書きにし、直感的に判断してもらいやすいプロフィール文を目指しましょう。

距離設定のあるスワイプ型のアプリは、人の多い場所でアプリを開いた時の方が、表示される人数が多くなる傾向にあります。

混み合っている駅や街に行った時は率先してアプリを開きスワイプすることで、家でスワイプする時とは全く違う層とマッチングできる可能性があります。

無料で使えるマッチングアプリはカジュアルな目的で利用する人が多いので、すぐに会える人を探している場合もあります。女性はマッチングする人数も増えやすいので、男性はとにかく、マッチした人には即レスでメッセージを送ることが重要です。

メッセージが埋もれないよう、アプリ内の返信は素早くできるようにしておくと、デートまでこぎつけられる確率が高くなります。

次に、有料アプリの中でも「期間限定で無料で使えるおすすめマッチングアプリ」を紹介いたします。無料で使える条件がそれぞれ異なるので、イベントをクリアする方法や、それぞれのアプリの特性をまとめました。

tappleは若者世代の中では最もポピュラーなマッチングアプリの一つで、登録者の多くが20代です。会員数は2024年4月末時点で延べ2,000万人。有料マッチングアプリの中では珍しいスワイプ型で、第一印象を重視したマッチングが可能です。いいねは毎月600回も送ることができ、おでかけ機能を使えばその日のうちにデートに行ける可能性も。カジュアルですが恋活アプリなので、恋人探しにはピッタリです。

tappleを無料で使うためには、マイページ内に表示される「ミッション」をクリアする必要があります。ミッションは時期によって変わりますが、動画系サービスなどのお試し無料会員に登録するパターンが多いようです。最大3ヶ月ほど無料でメッセージやおでかけ機能の利用ができるので、ミッション条件をクリアできそうな方にはかなりおすすめできます。

tappleは国内のマッチングアプリの中ではかなり会員数が多いので、地方にお住まいの方でも出会いやすいのがポイント。20代の登録者が多いので、33歳くらいまでの方ならマッチングはしやすいでしょう。スワイプ型のアプリなので、写真はこだわったものを使うのがおすすめ。ちなみに、いいかもを送るだけなら無料会員でもできるので、まずは気になる異性がいるかどうかをリサーチした後に、ミッションに挑戦してみるのもいいでしょう。

バチェラーデートはAIマッチングによるデーティングアプリで、写真登録の必要がありません。かわりに相手の顔写真も確認することができず、お互いの情報が開示されないまま、デートに向かうことになります。メッセージのやり取りもほとんどなくデートが成立するので、肩書や仕事などの事前情報抜きで、人間的に価値観が合う人を見つけたい人、人間的な魅力を見出されたい人におすすめです。

バチェラーデートは初回デートが無料なので、確実に一人とデートすることができるのがメリットです。お相手に求めるものや優先したい項目は登録することができます。学歴や年収などをAIが客観的に判断してマッチングしてくれるので、自分では普段マッチングしないような人とデートできる可能性が高いです。

2回目のデートからは課金しないと利用できませんが、やはり確実に一人と即デートができることは大きなメリットです。どんな人が来るかは当日まで分かりませんが、連絡先を交換することができれば、アプリ外で連絡を取り続けることもできます。メッセージのやりとりがないので気楽ですし、異性とのデート経験が少ない人でも、実演練習ができるのが嬉しいですね。

ただし、継続して利用する場合は「評価制度」があることを覚えておいてください。デートの後に相手からフィードバックを受けられるのですが、その点数が低いと、2回目以降のマッチング精度が下がってしまいます。

Omiaiはtappleに次いで会員数の多い、国内産マッチングアプリです。「誠実な会員が多い」ことが特徴で、恋活〜婚活目的の利用者が登録しているのがポイント。2024年7月時点での累計会員数は約1,000万人で、累計マッチング数は1億組を突破しています。細やかな検索機能があり条件検索がしやすく、プロフィール項目も充実しているので、恋人の内面を重視したい人にもおすすめできるサービスです。

Omiaiを無料で使うためには、ミッションをクリアする必要があります。tappleと同様に、動画系サービスのお試し登録や、クレジットカードの作成などがミッションになっているようですが、他サービスのミッションで登録したことがあるサービスではミッションを達成できないので、注意してください。しかし最大で3ヶ月以上無料で利用することができるので、短期集中すれば多くの異性と出会うことができるでしょう。

Omiaiは登録者のボリュームゾーンが30代で、結婚を意識している人も多く登録しているので、将来のパートナー探しのためにも利用できるマッチングアプリです。真面目なユーザーが多いので、活動の際はメッセージやプロフィール文で誠実さをアピールしていきましょう。

内面を重視する会員が多いので、気が合いそうな人が興味を持ちそうなキーワードをプロフィール文に盛り込んで。新規会員にはいいねが集まりやすいので、初動でしっかり行動することが攻略のコツです。

東カレデートはアッパー層向けのマッチングアプリで、女性会員の外見レベルが高いことが大きな特徴です。登録は審査制で、現会員から多くの賛成票が入らなければ登録することができないのですが、審査は何度でも挑戦できる上に基本登録は無料なので、審査に落ちてしまっても登録写真を変えながら何度か挑戦したいマッチングアプリ。

東カレデートは男女ともに無料で登録できるマッチングアプリですが、マッチの際にどちらかが「ゴールド会員」になっていないとメッセージを閲覧することができないシステムです。しかし、相手が有料会員になっていれば連絡を取り合うことができます。また、会員が発行できる「招待コード」を入力すれば、1週間無料でゴールド会員の機能を使うことができます。

女性で有料会員となっている人の数は少ないので、招待コードを使ってやり取りするのが無難ですが、外見レベルの高さは他アプリとは比べ物になりません。そもそも登録も困難なのもネックではありますが、もしも入ることができたなら、課金してでも連絡を取りたいと思える異性の数は多いはず。

有料アプリを無課金で使うには条件のクリアが必須ですが、期間限定でもマッチングアプリ活動を成功させるために「短期間でマッチング〜デートする」ために努力すべき点がいくつかあります。

有料のマッチングアプリは無料アプリと比べて真剣に活動する会員が多いので、期間限定だからといって手を抜かず、プロフィールはしっかりと登録しましょう。

一般的に項目は埋まっている割合が高いほどマッチもしやすくなるので、基本項目をしっかり網羅することと、プロフィール文にこだわることが大切です。真剣に活動していることが伝わるよう、コミュニティや趣味タグなども細かく設定しましょう。

無料期間は決して長いとは言えないので、集中して取り組みましょう。配布されたいいねを使い切ったり、多くの異性に足あとを残す、自分についた足あとを踏み返すなどして、異性との交流のきっかけや接点を増やしましょう。

ログインボーナスがあるアプリもあるので、毎日1回以上ログインしてください。

無料期間が終わってしまうと、せっかくマッチしてメッセージしていたお相手とも連絡を取り合えなくなってしまいます。最初のメッセージから2週間ほどやり取りしていれば、連絡先を聞いてもマナー的に許されることが多いので、気になる人の連絡先は早めに聞きましょう。

無料期間が終了する日には、まだ深く交流できていない人にも「今日で退会になってしまうので」と一声を添え、連絡先を知らせておくのもいいかもしれません。

有料アプリでの活動が興に乗っているタイミングで無料期間が終了しそうになったなら、継続課金も一考してみましょう。1ヶ月契約であれば、料金も2,000〜4,000円くらいで済むことが多いです。

有料のマッチングアプリは、課金を考えるための「お試し利用期間」として、無料期間を用意しています。無料にこだわりすぎるといい出会いを逃してしまうので、無料で試せたことをメリットと捉え、使いやすかったマッチングアプリは継続利用も考えてみてください。

マッチングアプリをコスパよく利用する方法は、利用期間を短期に絞ることです。会員登録期間が長ければ、使う金額も大きくなりますが、3ヶ月で恋人やパートナーが見つかれば、利用料金は1万円ほどで済みます。

無料で利用できるマッチングアプリには制約が多いことは、お分かりいただけたのではないでしょうか。おすすめは無料のマッチングアプリと有料のマッチングアプリを同時並行して使い、継続課金を検討するために、期間限定の無料期間を駆使することです。

自分に合ったマッチングアプリを見つけるためには、まずはアプリに触ってみることがとても大切です。会員登録や、異性会員の確認だけなら無料でできるマッチングアプリも多いので、コスパを重視するならぜひ、たくさんのマッチングアプリに登録してみてください。

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