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2025.04.10

オタク婚活のパイオニア・とら婚アドバイザーに聞く!結婚相談所とマッチングアプリ、どっちで婚活するべき?

アニメ・漫画ファンなどのオタク層向けに特化して“オタクに寄り添う結婚相談所”という、貴重なコンセプトを持つ結婚相談所・とら婚。秋葉原に始まり、今は全国各地にオフィスを展開しています。

コンセプトの通り、オタク趣味を持つ人たちに特化したヒアリング・マッチングサービスに特化した結婚相談所にお伺いするのは「マッチングアプリ婚活」について。結婚相談所での婚活のプロであるとら婚のコンシェルジュたちは、マッチングアプリでの婚活にどんな見解を持っているのでしょうか。

独自の検索サービスも駆使して「好きなものを認め合える」パートナーをマッチング

今回、インタビューに答えてくれたのは、とら婚マネージャー田中さんと(女性限定サロン)池袋店店長 青木さん。2人とも、自身もオタク趣味を持つ女性として、とら婚会員の思いに寄り添って活動するアドバイザーです。

インタビュイープロフィール

アドバイザー田中さん
田中さん
好きな言葉は「袖振り合うも他生の縁」。人の幸せを一番に考える人情と情熱があるアドバイザー。2次元から3次元まで幅広く趣味を楽しんでおり、最近は2人の娘と推し活に精を出しているそう。ハツラツとした笑顔と厳しい優しさで皆様を支える、みんなのお母さんのようなアドバイザー。

 

アドバイザー青木さん
青木さん
『人の幸せ・喜びに携わるお仕事がしたい!』との思いでとら婚へ入社。好きな言葉は「やらない後悔よりやって後悔!」。前向きでどんな方にも寄り添ってくれるアドバイザー。2次元・3次元のオタク趣味だけでなく美容が大好きで、美容専門学校を卒業しいくつか資格取得も取得。所属店舗の池袋オフィスはとら婚唯一の「女性会員様限定オフィス」で、とら婚アドバイザーも、所属会員様も、全員女性。

ーー本日はどうぞよろしくお願いいたします。とら婚といえば、オタク婚活というパワーワードで有名な結婚相談所ですが……なぜ、このコンセプトで婚活サービスを立ち上げることになったのでしょうか。

田中さん(以下、田中):弊社はもともと『とらのあな』という書籍・ホビーショップから始まった会社です。顧客はもともとオタク趣味のある方やクリエイターたち。「自分の趣味を理解してくれるパートナーを見つけたい、だけど難しい」というニーズを抱える顧客をサポートするため、2017年から「とら婚」事業をスタートしました。

「真のオタク」と認められし人には、割引制度もアリ!?とら婚オタク割引制度
「真のオタク」と認められし人には、割引制度もアリ!?

 

ーー当時はオタクの未婚率が高いというトピックも話題になりましたよね。コンセプト通り、会員の多くはオタクの方なのでしょうか。

田中:おっしゃる通り、会員様の多くは自分の趣味を追求している方です。しかし今はオタクといってもかなり幅広く、オタクそのもののイメージも刷新されつつあると思っています。アイドルやアニメ作品を推している方から、ドールやおもちゃなど、ニッチなホビーを追求されている方など、ジャンルは様々ですね。今は“推し活ブーム”が来ていることもあり、ありがたいことに会員様の人数は右肩上りなんです。

青木さん(以下、青木):皆さまのイメージより、かなりライトな楽しみ方をするオタクの方の入会が増えているように感じます。昔はアニメ、漫画が大好きだったけれど、最新のものは追えていないという方や、演劇やミュージカルなどの観劇、スポーツ選手など、いわゆる“二次元好き”ではないご趣味を持たれる会員さんも多いですよ。

ーー今は話題作であれば誰でもアニメを視聴する時代ですし、推し活をする人の数もどんどん増えていて、10年前と比較しても、オタクの概念は変わりつつあるような気がしますね。では会員さんはどういったニーズで、とら婚さんを選んでいるのでしょう。

田中:好きなものへの愛や、かける時間もそれぞれですが、皆さん「好きなものを否定されたくない」「結婚しても我慢せず趣味を楽しみたい」とおっしゃられますね。完全な趣味の一致を求める方より、好きなものを認め合える関係”を求める方が多いように感じますね。

とら婚公式サイトご成婚者のインタビュー
とら婚公式サイトでは、ご成婚者のインタビューも掲載

 

ーーやはり価値観が似た方同士だと、成婚スピードは早いでしょうか。

田中:早い方は3ヶ月で成婚退会されることも。最近では、とら婚内の会員様を検索する「とら婚サーチ」というサービスでの成婚率が上がってきています。とら婚内のプロフィールシートには趣味に関する項目も多く用意していますので、趣味や熱量が近い人同士がマッチングすると、お見合い以降も比較的スムーズになりやすいです。サーチサービスだけでなく、月に1回以上は会員限定のオフ会イベントなども企画しています。

趣味は検索できても、熱量は検索できない?

インタビュー風景ーー「好きなものを尊重し合える」という優先順位が固まっている方が多く入会されていると思いますが、マッチングアプリを利用してから入会される方も多いですか?

青木 :マッチングアプリを経験されてから入会される方も多いですね。特に女性はマッチングアプリでの活動が気軽なこともあり、多くの方がマッチングアプリを利用してみた後に、相談所の入会を検討されます。中には「最初からとら婚一択でした!」と言ってくださる会員さんもいらっしゃいますけどね。

ーーどういった理由で、マッチングアプリから結婚相談所の入会を検討されるのでしょうか?

青木:連絡が面倒になっちゃうとか、自分では上手く進められないとか、とにかくモチベーションが維持しづらいとおっしゃる方も多いですね。趣味趣向に関しても、熱量や角度が違ってなかなか分かち合えず、心が折れてしまったという話を聞いたことがあります。

田中作品名はマッチングアプリでも検索できますが、熱量までは検索できませんからね。それに、マッチングアプリは常に自主的な行動が求められるものですし、どんな方でもモチベーションの維持が難しいツールではあると思います。その点、とら婚は私たちのように、アドバイザーもオタクが多いので、活動前から安心できると、前向きになってくれる会員さんも多いです。

ーー結婚相談所とマッチングアプリでは、メリットが全く異なると思いますが、お二人は「マッチングアプリ婚活」についてどう感じていますか?

青木:実は私自身も、マッチングアプリで婚活していたんです。マッチングアプリはやはり、気軽に始められることが大きなメリットですね。もちろん、趣味について伝えるタイミングは見計らいましたが、それで理解してもらえなかったら仕方ないと割り切っていたので、使いづらさなどは感じませんでした。

田中:今はマッチングアプリの市場がかなり大きいので、出会いの母数を増やす意味では並行利用する意味はあると思っていますしかし結婚相談所での婚活とは進め方が全く異なり、一見母数は多くなりますが、マッチングする方としか出会えない点は一緒ですので、そのあたりは注意するべきポイントではないでしょうか。

ーー青木さんはマッチングアプリ婚活に不便は感じなかったとのことですが、マッチングアプリ婚活は肯定派ですか?

青木:私自身は肯定派ですね。相談所での活動とマッチングアプリは似て非なるものだということはご説明していますが、女性はとら婚での活動と並行して、マッチングアプリにも登録して活動する方も多いです。

ーーマッチングアプリ婚活も並行して行う方から、ご相談を受けることもあるでしょうか。

青木:マッチングアプリは相談所よりいいねが集まりやすいので、相談所での活動にギャップを感じる、というお悩みはよく聞きます。あとは、相談所でお見合いした方と、マッチングアプリで出会った方、どちらと関係を進めるべきか、といった相談もありますね。

ーーマッチングアプリ内の相談にも乗ってもらえるのは、ありがたい気がしますね。

青木:サービス外の相談は聞かない、ということはないですね。ですが、マッチングアプリではお相手の結婚への意思が分かりづらい場合が多いので、そこは早めに確認するようにお話しています。結婚までのスピード感の違いから、ご縁を諦める方もいらっしゃいます。

田中:私は婚活という意味では、やはりマッチングアプリより結婚相談所での活動を推したいですね。趣味の合う恋人と出会いたいだけであれば、マッチングアプリもいいと思いますが、結婚は意思も含め確認事項が多いですから。しっかりと自分の意見を伝えられる方であれば使いやすいと思いますが、ご自身に合う婚活の形式をしっかりと検討する必要があると思います。

自分に合う婚活のカタチを見つけることが大切

ーー気軽に活動できても、自主的な行動が求められるマッチングアプリと、費用はかかるものの、手厚いサポートの受けられる結婚相談所……やはり、それぞれに長所と短所がありますね。

田中:意外と、まずは会って判断したいという人ほど、結婚相談所が向いているのかなと思います。マッチングアプリはデートの前にチャットでの交流もあるので、文章でのコミュニケーションをマイペースに行い、相手を知っていきたいのであれば、マッチングアプリもいいのかもしれませんね。

青木:たしかに、私は相談所の「まずは会ってお見合い」のリズムより、自分で相手の人間性を確かめるやり方が合っていたように感じますね。ですが、マッチングアプリは待っているだけではデートに行けないので、積極的な行動ができる人に向いていますね。

田中:相談所では「こういう時にどうしたらいいか」のアドバイスを常に受けられますが、交際の進め方などにルールはありますから、自己完結・自己責任で行動したい人は、マッチングアプリの方が活動しやすいのかもしれませんね。

青木:誰かに指導されるより、自分で正しいかを確かめながら進みたい人には、マッチングアプリ婚活もいいと思います。

田中:逆に、誰かに背中を押してほしい、1人でなく誰かと婚活したいという人は、結婚相談所での婚活もおすすめですよ!

 ▽今回分かったこと

・とら婚は「オタク婚活」にとにかく特化!趣味や熱量の似た人をとにかく見つけやすい

・女性の場合、結婚相談所とマッチングアプリを並行利用して婚活する人も多い

・結婚相談所とマッチングアプリでは「来るいいねの数」が違うことが多いので注意が必要

・マッチングアプリ婚活は「結婚の意思」など相手に直接確かめる必要がある

・結婚相談所婚活にはルールがあり、マッチングアプリほど自由な婚活はできない

・マッチングアプリ婚活は「自分の意思で行動したい人」におすすめ

・結婚相談所婚活は「誰かと一緒に二人三脚で婚活したい人」におすすめ

ユーモアと人間力を兼ね備えた、とら婚アドバイザーのお二人。結婚相談所とマッチングアプリ、それぞれの婚活スタイルの違いを客観的に分析してくれました。趣味を大切にしながら婚活したいあなたも、マッチングアプリかとら婚か、どちらの活動が自分に合っているか、検討してみてくださいね。

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