マッチングアプリを利用していると、気になる人が「脈ありかどうか」、気になるタイミングが多いはず。しかし、リアルでの恋愛よりも脈あり・脈なしの判断が難しいですよね。

学校や職場で出会った人のように良く知っている人ではなく、顔を見て話す時間も限られることが多いため「相手が何を考えているか分からない」という声もよく聞きます。

しかし、脈ありかどうかは、相手の行動や言動をよく観察することで確かめられる場合も。告白や次のデートに誘う前に、相手の出している「脈ありサイン」や「脈なしサイン」の有無や種類、脈なしだった場合の対処法などを確認してみましょう。

ちなみに、脈ありや脈なしのサインの出し方は、マッチングアプリという出会い方に限らず、男女で異なる場合が多いです。

一般的に、女性の方が遠回しなコミュニケーションを好む傾向があり、反対に男性は直接的な交流を求めることが多いです。そのため、男性は女性の好意に気づきにくく、逆に女性は男性の直接的な好意を警戒してしまう可能性が高いです。

脈あり・脈なしのサインは、男女の違いによる「思い込み」を取っ払えば、意外と簡単に見えてきます。大切なのは自分の価値観で判断するのではなく、男女の違いを理解し、相手の気持ちを察することです。

女性は恋愛において、仮に「脈なし」であってもあまり態度に出さず、なるべく穏便に距離を取ろうとする傾向があります。逆に脈ありの場合も、自分からグイグイ好意を伝えられる人は少なく、比較的受け身な対応を取ってしまいがちです。

女性が恋愛で抱えやすいジレンマは「自分から誘えない」「好意が伝わらない」などです。こういった傾向を踏まえると、女性なりの脈ありサインが見えてきます。

マッチングアプリで則レスする女性はかなり少ないと思います。女性の方が世間体や周りの目、マナーなどを気にする人が多く、気心知れた友達ならまだしも、知らない人に即レスして「重いと思われたくない」「暇だと思われたくない」といったプライドが働いているのです。

しかし、気になる人からの連絡はやはり嬉しいもの。すぐに返事をしたくなる気持ちを抑えて、相手を気遣ってあえて1〜2時間後にメッセージを返している場合も。

1日に4〜5通以上のメッセージの往復があるなら、あなたのことが気になっている、もっと知りたいという脈ありサインである可能性が高いです。

逆に「朝晩」など、決まった時間に返事が来ることが多いなら、まだ脈ありとは言えません。ルーティンでアプリを開いているだけの可能性が高く、まだ「キープ」の状態かもしれません。

マッチングアプリに関するアンケートなどを調べてみると、男性と比べて女性の方が、初めてのデートまでに時間をかけたい人が多いことが分かります。初対面に対する警戒心が強い人も多く、デートまでは1〜2週間かかることがほとんどです。

最初のデートは警戒して時間をかける人が多いのですが、2回目以降のデートがすぐに決まった場合、脈ありの可能性が高いです。マッチングアプリでは女性が売り手市場になることが多く、他にもデートに誘われる可能性があるにもかかわらず2回目のデートが決まるということは、恋人として付き合えるかどうかを検討したい段階に入っているということです。

まだ告白成功の確率が高いとは言えませんが、そもそも2回目のデートに行ってくれること自体、人として関われるという判断を下しているということ。ここからアピールをすれば、付き合える可能性は十分あります。

女性の脈ありは見抜きづらいので、真に脈ありかを確認する場合は、会話のテンポに着目してみましょう。ここはかなり難しいポイントですが、主に下記のようなポイントに注目してみてください。

当てはまっている数が多ければ多いほど、脈ありの可能性が高いということです。警戒心の強い女性も、心を開いている異性の前では可愛らしい一面を見せます。初対面の時以上に「笑ってくれる」など、初回との印象の違いが良い意味で出ている場合は、心を開いているサインです。

男性は、脈ありの異性に対してしっかりとアピールする人が多いいです。女性が勘違いしやすいのは、「優しくされた」「デートに誘われた」といった、男性にとっては普通の行動を、脈ありだと受け取ってしまうケースです。

男性の場合、女性よりもマッチングアプリでの返信が早い人が多いです。特に相手に気を使うというより、気がついた時に返しているという人も多く、メッセージの頻度では好意が測りづらいのです。

しかし、メッセージの内容には、あなたへの興味関心が表れます。好きな食べ物や場所、趣味の話など、自分の話をする以上にあなたへの質問をしてくれるなら、メッセージ段階での興味関心度合いは高く、脈ありといえるでしょう。

ちなみに、自分から質問しなくても脈ありという男性もいますが、ナルシストなタイプが多く地雷率が高め。自分に合う異性がどんな人か分かっておらず、会ってみたら急に冷たくなる人もいるので注意しましょう。

誠意は行動に現れると言いますが、２回目以降のデートで時間や場所を女性に寄せてくれるというのは、男性からの好意の証です。誰しも、自分の家からなるべく近い場所でデートできた方がラクなものですが、女性の要望を汲んでデートを計画してくれたり、女性側の都合が良い場所で会おうとしてくれるのは、あなたに好かれたいからなのです。

男性の場合、女性とは逆で初回が一番印象が良く、だんだんと雑になっていく人も多くいます。稀に、人見知りするタイプでだんだんと印象が良くなっていく人もいますが、少なくとも２回目以降のデートで、初回のデートと同じ、またはそれ以上の熱量を感じるなら、脈ありの可能性は高まっていると言えるでしょう。

男性は女性と比べると、自分の気持ちを素直に表現する人が多いです。周りの目を気にして行動を変える人は少なく、見てわかることそのものが、男性の今の気持ちです。たとえ初回は人見知りしていたとしても、数度のデートを重ねるうちに、脈ありの場合は素直に気持ちを表現してしまうのです。

多くの項目に当てはまるほど脈ありの可能性が高まりますが、特に「会話のテンションが高い」「やたらと心配してくれる」は高ポイントです。どんな性格の男性であっても、好きな人の前ではテンションが高くなってしまうものですし、好きな人のことを守ってあげたくなってしまうものなのです。

もともとテンションが高い人だと「いつもテンション高いしな」と思ってしまうかもしれませんが、そんな時は笑顔の頻度や、目を見つめた時の反応などを確かめてみてください。恥ずかしそうに照れてしまった場合は、脈ありの可能性が高いです。

逆に脈なしサインに関しては、男女関わらずあまり直接的に行わない人が多いでしょう。いくら素直な男性であっても、人の好意を棒に振るのは気まずいもの。どんな人でも遠回しなコミュニケーションを取りがちなので見逃しがちですが、疑問を感じたのであれば、不安要素としてしっかり覚えておくべきでしょう。

メッセージの頻度が遅いのは、男女ともに脈なし、またはキープの状態である可能性が高いです。これはたとえ仕事が理由であっても変わりません。本当に熱量が高い時は、どんなに忙しくても返信したくなるものです。仕事は言い訳でしかなく、あなたへの興味関心の度合いが高まっていないのです。

具体的には、1日に1〜2通のメッセージしかないのであれば、要注意。もともとメッセージが苦手という人もいますが、それでも好きな人に対しては、もっと返信したくなるものです。

マッチングしてすぐにデートに誘われるのは、脈ありだからではありません。脈ありになるかどうか確かめるために「まずは会いたい」という人もいますが、つまりはデートのハードルが低い人、というだけです。

もちろん、自分も会って確かめたい派だという場合は、デートに行ってみるといいでしょう。しかし、脈ありかどうかが決まるのはそのあとです。あまり期待せず、カジュアルな面接だと思ってデートに臨みましょう。その後すぐに次のデートに誘われたなら、脈ありの可能性が高まっています。

デートに誘った時やメッセージの返信が遅いときに「最近忙しくて」が口癖になっている人がいますが、あまり気を使う必要はありません。本当に忙しい場合もありますが、そういう人はそもそも恋愛する気力に欠けている可能性が高く、あなたへの優先度が下がっていることの言い訳をしているだけの可能性が高いです。

笑顔の表情を作ることはできても、テンションの高さは作り出せない人が多いです。「会話が盛り上がっていない気がする」というのは、脈なしの中でも最も致命的。脈なしなだけでなく、恋愛としての相性が合っていない可能性が高いです。

ボディタッチの多さは「脈ありサイン」でもありますが、特に性的なものに関しては、恋人としての脈があるというよりも、ワンナイトラブなどを狙われている可能性があります。

膝に手を置かれる、腰に手を回される、顔周りを触られるなど、パーソナルな部分へのボディタッチには注意して。男性も、女性からそのようなアプローチをされた場合、その意図を確認してもいいかもしれません。

上記以外にも、急に連絡が遅くなったり、メッセージがそっけなくなったり、身に覚えがないのに脈なしサインに気づいてしまう場合もあるでしょう。その場合は、マッチングアプリならではの理由が含まれている場合も。

自分とのデートの後ではなく、変なタイミングで急にそっけなさを感じた場合、自分が何かしたというよりは「他に優先順位の高い人が現れた」と考えるべきでしょう。

人によっては、正直に「気になる人ができた」と告白してくれる場合もありますが、なんとなくフェードアウトしようとしたり、距離を置こうとする人も多いです。当たって砕ける覚悟で「もう一度会いたい」とデートに誘うのもありですが、1〜2ヶ月時間を置いてみるのもいいかもしれません。

メッセージの途中や、初回デートの後に急に相手が冷たくなった場合、相手の地雷を踏んでしまった可能性があります。マッチングアプリで出会う人の中には、自分の育った環境や文化とは全く違う価値観を持っている人もいます。

傷つける意図がなくても、自分の一言で相手が傷ついてしまう可能性があることを忘れないでください。初対面の出会いならではの問題ですが、マッチングアプリでいい出会いを求めるなら、デリカシーに気を配れるようになりましょう。

自分がどんなに気をつけて相手と接していても、急に冷たい態度を取られることもあるでしょう。マッチングアプリを使っていると、普通に生活しているだけではありえないほどの異性と出会うことができるため、どうしても評価が辛くなってしまいがちです。

理想が高くなってしまっている人とマッチすると、デートやコミュニケーションに完璧を求められるかもしれません。デート中は、相手の求めているものにも注目し、理想が高すぎる人の希望にはあまり合わせようとせず、自分のためにも距離を置きましょう。

マッチングアプリで「脈なしサイン」を感じた場合、取れる選択肢は多くありません。

どんな時にどの選択をすべきか、という話もありますが、マッチングアプリでの恋愛はリアルで出会った人との恋愛のように、相手の傾向を判断することが難しいので、どの選択肢を選んでも、うまくいくかどうかは運次第です。

マッチングアプリならではの脈なしパターンもあるので、気になる人に脈なし判定されても、自分を責めすぎる必要はありません。自身に悪い部分があって、相手を傷つけてしまったのなら反省すべきですが、そうでないならめげずに、次のいい人を探してみましょう。

逆に、もしマッチングアプリで「脈あり段階A」のサインを感じたら、勇気を出してすぐに告白しましょう。マッチングアプリでは、時間をかけすぎると他に自分以上に魅力的な異性を見つけられてしまう可能性が高いです。瞬発力が大切なので、常に玉砕は覚悟しつつ、脈ありサインを感じた時には誠実な告白ができるよう、セリフなどを考えておきましょう。

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