50代に入り、折り返し地点からセカンドライフを一緒に楽しめるパートナーを探すために、マッチングアプリを使う人たちが特に増えています。
バツイチ、子連れ再婚などの現実も踏まえつつ、アプリで交際・結婚に至ったたくさんの50代の体験談から、成功のコツとおすすめの人気アプリをご紹介します。

参考：おすすめのマッチングアプリはこちら

いまでこそマッチングアプリは20〜60代まで認知度がほぼ100％となっていますが（※1）、まだ社会的な認知が低かった2016年、50代以上男性の出会い系マッチングアプリ利用率が3年間で13.8倍のに​​激増したという調査結果が出ていました（※2）。
男性の未婚率は年々上がり、20年の国勢調査で男性の50代では28.3％（前回24.8％）とほぼ3人に1人になったことも背景にあるのかもしれません（※3）。

それを示すように、株式会社SheepDogが2021年に行った調査（※4）では、50代･60代で「マッチングアプリに興味がある」と答えた男性は24％、女性の12%と比べて2倍という結果が出ています。また利用経験も男性6％と女性3.2％と、ほぼ2倍でした。

この調査（※4）は宮城県、東京都、愛知県、大阪府、福岡県の5都市​​に住む50歳～69歳の男女​​を対象にしていますが、関心が最も高かったのは宮城県で26.09%。2位の東京都と比べても6ポイント差、一番関心が低かった福岡県と比べて2倍以上の差があったのが印象的でした。
これを考えると、地方でも多くの人が登録しているアプリだと出会いの確率が上がりそうです。

IBJマッチングアプリ研究室では、50代の方に以下のアプリをおすすめしています。

短期で結婚・再婚したい40〜50代以上なら

マリッシュ

ゼクシィ縁結び

youbride(ユーブライド)

マッチドットコム

Pairs(ペアーズ)

 

再婚を目指すなら特におすすめ。「再婚者優遇プログラム」あり、50代以上の成婚体験談が評価高。

マリッシュ
運営会社：株式会社マリッシュ

アラフィフ、バツイチ・子持ちでも気兼ねなく婚活したいならマリッシュといわれるほど、大人婚活や再婚応援をしているアプリです。中にはお子さんに勧められてマッチングアプリを始めたという微笑ましいユーザーの声も。
離婚経験者は約60％で再婚者優遇プログラムが豊富です。子どものいる再婚希望者にはポイントや『いいね』数追加、働くシングルマザーは所得保障の保険3カ月免除の「新ママ応援ほけん」（※5）などもあり、シンママ・シンパパも同じ境遇の人と出会いやすいのがメリット。
4月1日を夢を発信する日にしようと呼びかける企業横断のキャンペーン「April Dreamに」賛同し、マリッシュが2022年に発信したメッセージは「日本中のシングルマザーを幸せにします」でした（※5）。

50代〜のユーザーレビューには「簡単」「同年代が多い」

30〜50代がメインの利用者層で、サクラの少なさや登録の簡単さ、同年代と出会える安心感を指摘するレビューが多い印象です。

今までたくさんのサイト、アプリを使って真剣に恋愛できる相手を探してきました。その結果恋人探しに数年かかっていましたが、マリッシュに出会えたおかげで、その恋人探しもひと段落といった感じです。アラサー、アラフォー、アラフィフと年齢を重ねるにつれて、恋人探しの難易度は上がるのかもしれせんが、マリッシュは同じような人が集まっているおかげで、比較的チャンスが多いのだと思います。遊び目的ではなく、真剣に恋愛したいと思っている人にはぜひ、マリッシュに登録して幸せになってもらいたいです。（引用：GooglePlayストアレビュー）

50代の婚約・結婚体験談では「写真もありのまま自分らしく」をすすめる声

マリッシュの「幸せレポート」（※5）で50代の交際・結婚体験談をピックアップしてみると、真剣な出会いを求めるなら、写真やプロフィールを加工せず、ありのままを載せるようすすめるアドバイスがたくさんありました。

M様 男性 50代・K様 女性 50代
離婚後20年以上が経ち、子供の成人と共に自分の将来を考える様になりました。子供はいつか手が離れ、自分一人で暮らす様になる事は間違いない。食事をしたり、出かけたり、自分だけの楽しみよりもパートナーと共感したほうが心が豊かになる事に気付いたから。年齢的にお相手探しは難しい事を実感したのでお見合い感覚で登録しました。
マリッシュに登録後、1ヶ月経っても”いいね”が一つも貰えず、時間とお金だけが過ぎていきました。今思うと独身生活が長く、”異性から見た自分”がどう映るかを考えていませんでした。写真は仕事中に撮ったもので清潔感には程遠く、単なる証明写真の様でした。それでも写真の撮り方を工夫したり、プロフィールを書き換えたり、地道な努力を続けた結果、素敵な人にめぐり逢いました。マリッシュでは、思わず自分のアピールを優先してしまいますが、大切なのは”異性から見た自分”だったなと思います。お相手に思いやりを持って探していく事が、出逢いのポイントかな？と感じました。​​

B様 男性 50代・T様 女性 40代
婚活目的にピッタリで真面目なアプリの印象でした。webのマッチングアプリのレビューでも悪い評判はなく、最後の望みを託してみようと思いました。
真剣な出会いを探すなら、プロフィール写真は加工をしたりマスクをしたりしないで、ありのままをお勧めします。 とにかく勇気を持って、一度会ってもらえるお相手とマッチングされる事を祈ります。 お相手の検索条件をもう一度見直して、条件が高くなっていないか、ご自身が納得出来るかどうか、再度考えてみると良いかと思います。

T様 男性 50代・S様 女性 40代
娘に勧められて、始めました。
真剣にパートナーを探すのであれば自己紹介では顔写真を載せて、格好つけずに自分の思いや考え、性格や短所などマイナス面もしっかり伝える事が大切かと思います。
そして本当の自分をわかってもらえた上で、「いいね」を下さる方こそ、真のパートナーになる可能性が高いです。私はマリッシュで素晴らしい方と巡り逢えて今はとても幸せです

有料会員同士で真剣に結婚したい50代におすすめ。日程調整のコンシェルジュ機能あり

ゼクシィ縁結び
運営会社：株式会社リクルート

結婚情報誌の代名詞「ゼクシィ」のリクルートが運営する「ゼクシィ縁結び」は、累計登録会員者数180万人突破（2022年12月時点／※6）。男女とも優良なので真面目に婚活するユーザーが多いのもメリットで、50代で「自己紹介文あり」アクティブユーザー男性の自己紹介文をざっと見たら、丁寧な自己紹介が多く、結婚歴や子どもありの人も一定数いるようです。
2022年8月には「インターネット型結婚相手紹介サービス業認証制度」で、消費者が安心してサービスを利用できるアプリとして認証を受けています（※6）。AIと異常検知フィルターを組み合わせた「不正検知システム」や、24時間365日パトロール、目視によるプロフィール・画像の投稿監視などがあるので、社会的に一定の信頼度が求められる50代婚活には安心ですね。

50代におすすめの理由：目安は半年！価値観診断やデート日程調整代行で、手間なく最速の出会いへ

ゼクシィ縁結びは、男女とも有料会員（一番人気の6カ月プランは27,800円／2023年1月の料金）で女性からの返信率が高いと評判。画面上では、あらかじめ「結婚希望時期が同じ」お相手をまとめて表示してくれるので、「会ってみようかな」とモチベーションも上がりやすいのがメリットです。メッセージ交換やオンラインデート機能を使うには本人確認書類提出必須。短期で結婚を考えている相手と出会いやすい点が、ユーザーのレビューにも表れています。

使ってみた感じではとりあえずみんなが積極的になってる印象です。ここはちゃんと知り合える確率が別格です。かなり早い段階でいい相手がみつかりましたよ。ユーザーの需要に応えてどこまでも推してくれる機能性がたまらなく良いです。（引用：GooglePlayストアレビュー）

「推してくれる機能」とは、18問の価値観診断。これを受けておくと、ぴったりのお相手を毎日4人、年間1,460人紹介してもらえるので効率も◎。正直に答えておくと「価値観マッチ度89％」などの診断結果とその理由が送られてくるので、検索の手間が省けます。
「パートナーが見つかった」と退会した人の平均利用期間は半年、平均9.6人とマッチングしていました（※6）。

「縁結びレポート」に載っていた、マッチング開始2週間で交際に至った50代カップルの体験談で「ずっと前から知っていたような感覚」は、もしかすると価値観診断のおかげかも知れません。

Rさん53歳 京都　Eさん52歳 奈良
ゼクシィという信頼できるサイトで、登録料も手頃、システムもわかりやすいということで使い始めました。
初めてのデートでしたがずっと前から知っているような感覚で気まずい雰囲気もなく、お互いの愛情に確信を持ちました。初めて会ったにも関わらず結婚を意識するほどお互いが気になり、大切にしたい存在だと感じるようになりました。2回目のデートで、サプライズで灯台に登った時、花束と指輪を持ってプロポーズされました。
ふたりのゆっくりゆったりした生活を維持し、お互いを常に意識し合い暮らしていけたらと思います。（ゼクシィ縁結び​​は）真剣に婚活に向き合っている会員の方が多いと感じられます。

お見合い機能を使えばデート設定もラクラク

忙しい50代には、有料の「お見合い機能」がおすすめです。初回のデート日程と待ち合わせ場所をコンシェルジュが代行して決めてくれるのでとってもラク。デートのお店や行きたい場所は、メンバー同士で決めます。食べられないものや好きなものをお相手に先に伝えておくと、スムーズにデートが決められるでしょう。

「婚活初心者」の50代におすすめ。「真剣な婚活ができる」と思うアラフォー向け婚活アプリ・婚活サイトNo.1

youbride(ユーブライド)
運営会社：株式会社IBJ

「婚活初心者」が選ぶ「真剣な婚活ができる」と思うアラフォー向け婚活アプリ・婚活サイトNo.1（※7）に選ばれたyoubride(ユーブライド)は、日本最大級の婚活サービス・IBJが運営しています。累計会員数240万人、人気婚活アプリとして20年以上の実績があり、男性では19％、女性では12％が50代。前出の50・60代全体のアプリ利用者率を考えると、これはかなり高いシェアです。

全体の2割程度が50代ユーザーのユーブライド

「サクラゼロ宣言」の通り、会員審査と監視体制がしっかりしており、約70%が使い始めてから6ヶ月以内にお相手を見つけています。全体の1/4が再婚希望なのも、50代ユーザーには安心ですね。2022年は2,442名がこのアプリで結婚したそうです。

50代の成婚体験談「引き合わされた感じ」「3ヶ月のスピード婚」

公式サイトの体験談には40代のスピード婚の実例がご本人たちによって語られています。

夫51歳大阪府、妻47歳兵庫県
私がサイト内のメッセージ付きいいねを彼女に送った事が始まりでした。彼女のプロフィールに何かひかれる物を感じ、引寄せられるように、私は思いを文章にのせてメッセージを送りました！すると彼女からもいいねをもらい、マッチング出来ました。
私達は初めて出会った時から何か運命の様な物を感じ、引き合わされた感じがしました。私は人生初めての一目惚れをしてしまいました！本当に運命の女性に巡り会う事が出来たんだと心から思いました。私のすべてをかけて彼女を大切に優しく守り、一生幸せに過ごそうと思いました。今は結婚に向けて色々準備中です！

夫51歳北海道、妻37歳北海道
運命を感じたから。結果的には出会って結婚するまで3ヶ月のスピード婚だったけど、お互いいい年齢だったので、無駄な時間は過ごしたくないし、この人ほど、私のことを大切にしてくれる人は今後現れないだろうと思ったのと、両親に胸を張って紹介できる人だと思った。彼氏というより「家族」と言う感じが最初からあった。​​
結婚できるなんて思ってなくて、正直マッチングアプリで結婚相手が見つかるとも思っていなかったけど、自分を変えたい一心で登録して、自分から気になる人に「いいね！」を押して、マッチングして。自分から付き合って欲しいと言ったのも初めてだけど、この人は逃したくないと思って自分から幸せを掴みに行きました。女性だからと言って待ってるだけじゃなく、積極的に運命を切り開くことも大切だと思います

50代婚活初心者にもカンタン！youbride(ユーブライド)はシンプルな機能でわかりやすい

「登録したら一気にいろいろな機能をおすすめされてどうしていいかわからない」と操作に苦手意識を持つ方におすすめのアプリがyoubride(ユーブライド)。メリットは、他のアプリに比べ、操作がずっとシンプルでカンタンなこと。登録したらまず「マイページ」に飛び、動画のガイダンスに沿って登録していけば、戸惑わず進めることができます。

登録後は、検索結果画面のお相手紹介に「お相手の希望　5一致」など、自分の希望とどれぐらい合っているか数で出てくるので、複雑な工程をふまずにマッチングができます。

「大人を楽しむ出会い」がメイン。25カ国で187万人が使う有料の老舗アプリ。

マッチ・ドットコム
株式会社エウレカ（The Match Group

まず無料で登録し、検索で好みの相手が見つかったら有料プラン（例：6ヶ月プランだと2,790円/月）を申し込みます。日本の会員は187万人。30代40代が約7割​​ですが、50代も多く登録しています。月額費用が安くはない分、真剣に活動しているしっかりした職業の人、また再婚希望者も少なくありません。毎日表示されるお相手の情報を「☓」か「♥」で振り分けていくことで、ユーザーの好みをAIが学習、毎日12人ぴったりの相手をおすすめしてくれる「デイリーマッチ機能」が人気の理由です。成婚カップルの60％がやり取りを始めてから1カ月で交際を開始しています。

マッチドットコムが50代におすすめの理由「深く共感できるパートナー」を探せる選択項目

「大人婚活」「様々な経験をして人生のキャリアを築いてきた30代40代が70%を占めます」。そんなキャッチコピーの広告を展開しているほど、大人婚活を推しているマッチドットコム。ログインをしていくと、他のアプリにはないメリットとして、性的指向や人種の多様性を受け入れていることもわかります。

また「興味の細分化」も推奨されており、料理好き・音楽好き・アート好きなら具体的にどのようなジャンルが好きなのか問われ、「タップダンス」や「スポーツクライミング」など、とてもニッチな分野まで選択肢に入っています。
知的好奇心では「歴史上の出来事の再現」「ロボット工学」など、社会的興味では「気候変動」「動物保護」「司法改革」など、特定のアクティビズムでも共通の仲間を見つけられそうなほど深い項目が用意されています。
デイリーマッチ機能ではそれらの興味をもとにお相手を提案されるので、人生の後半を一緒に過ごすパートナーとして、心からわかり合える相手をダイレクトに探せる仕組みといえるでしょう。

「こんな項目まで！？」というニッチな趣味や興味も8つ選べるマッチドットコムの登録画面

セカンドステージを考えた時、「隣にいつもいた子どもはもういないんだ…」と寂しくなりました。仕事先で誘われたり、一緒に食事をする男性の友人はいますが、パートナーに昇格するという感じでもありません。職場など身の回りとは違った景色が見てみたいと、マッチドットコムに登録しました。
驚いたのが登録画面のすごく細かい仕様。自分のプロフィールや写真、相手に望むものを登録したら、毎日のようにたくさんのお誘いが来るようになったのです。

トップピック：自分が選んだ条件の人
おすすめ：自分が「♥」をつけた相手とにている条件の人
その他：選んだ条件ではないけれど気に入りそうな人

を合わせて、1日で25件、そのほかに個別メッセージが来ることもありました。ただ、写真以外の詳細やメッセージを見るには有料プランに入らねばならないので、しばらく迷いました。子どもに見せたら、「見てないなんてもったいない。やってみなよ！」とすすめられてプランに登録。これはただの印象ですが、自分の住む関東圏で、しっかりお仕事をされている男性が多い印象です。まだ実際のデートには至っていませんが、建築を見るのが好き、サウナ好きなど、共通する話題が豊富っていいですね。恋愛というものをまた再開してもいいかな、という気持ちにはなりました。とにかく趣味の話で盛り上がれるので、セカンドライフの交友関係を広げるのにはとてもいいと思います。

☑ 自分と±5歳差をターゲットにするとマッチしやすい
☑ ありのままを見せるほうが高感度が高い
☑ 写真やプロフィールは異性を意識した見せ方を（できればアドバイスをもらう）
☑ 50代に人気＋男女とも有料婚活アプリがスピード婚につながりやすい

出典／参考記事

1：株式会社ネクストレベル　マッチングアプリ認知度調査
2：FULLER株式会社　50代以上男性の出会い系マッチングアプリ利用率が3年間で13.8倍に
3：国立社会保障・人口問題研究所　2020年国勢調査
4：株式会社SheepDog　【50代・60代の方向け】マッチングアプリの利用経験・興味関心に関するアンケート
5：マリッシュ　「新ママ応援ほけん」「日本中のシングルマザーを幸せにします」「幸せレポート」
6：ゼクシィ縁結び　「GooglePlay」「認証マークを取得」「データでみる活動の目安」「縁結びレポート」
7：株式会社ドゥ・ハウス　インターネット調査「アラフォー向け婚活アプリ・婚活サイト」7サイトを対象にしたサイト比較イメージ査」
8：ユーブライド　「ユーブラ婚レポート」

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