内閣府「男女共同参画白書令和4年版」(※1)によれば、20代独身男女の過半数に「結婚の意志あり」。
しかしその3〜4割は「デート経験なし」という日本。時代に応じて出会い方や結婚観が変わる中、創業40年以上の老舗結婚相談所を傘下に持つIBJ代表・石坂茂が今、マッチングアプリを勧めるワケとは?
最新データを長年の知見から読み解きます。
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目次
- 12021年、IBJは10,402組の成婚をアシスト
- 220代男女の過半数が「結婚の意志あり」なのに、独身男性39.8%、独身女性の25.1%が「デート経験なし」
- 3100組いれば100通りの結婚したい理由がある
- 44人に1人は“自然な恋愛結婚が望ましい”というデータも。
- 5出会わなければ、恋愛偏差値も上がらない。偏見を捨て、まずは気軽に「自宅で」出会おう
- 6婚活サービスには向き不向きがある!1万組超の成婚をアシストしてきたプロの目から、賢い活用術&トラブル防止術を伝授したい
- 7まとめ:マッチングアプリで恋愛偏差値を上げ、結婚観が明確になることも
- 8あなたに合ったマッチングアプリ・婚活サービス選び
2021年、IBJは10,402組の成婚をアシスト
私の経営するIBJは、仲人のいる結婚相談所から婚活サイト、婚活パーティまで、ITとヒト、それぞれの強みを活かした多岐にわたる事業を展開してきました。
IBJで成婚したカップルは、年間10,402組(2021年)と、日本の婚姻組数501,138組の2%にのぼっています(※2)。その中で私たちのような結婚相談所だけでなく、他社を含めたマッチングアプリの魅力を広く知っていただくほうが、「いつかは結婚」と考える人たち、ひいては日本にとって明るい未来につながると確信しています。
それはなぜか。以下のデータをご覧ください。
20代男女の過半数が「結婚の意志あり」なのに、独身男性39.8%、独身女性の25.1%が「デート経験なし」
日本では1970年代以降、恋愛結婚がお見合い結婚と逆転し、現在は約9割です(※3)
しかし、恋人としての交際経験がない20代独身男性は約4割とかなり高く、私も衝撃を受けました。20代独身女性でも4人に1人は交際経験ゼロ(※4)。様々な情報やサービスにあふれた時代、楽しいことだけではなく傷つくこともある恋愛を避けたり、結婚を「面倒」と捉えてしまったりする人が増えているのかもしれません。
しかしながら将来にわたって結婚の意志がないのかというと、決してそうではありません。20代とまだ若い未婚の方々でも、男女とも過半数は「結婚の意志あり」(※5)
価値観は多様になってきていても、「真摯なパートナーシップのかたち=結婚」という価値観はまだ根強いととらえることができます。
40年前から未婚者全体を対象に「いずれ結婚するつもり」か「一生結婚するつもりはない」かを聞いた国立社会保障・人口問題研究所の調査(※6)では、少しずつ下がっては来ているものの、結婚の意志を持つ未婚者は、依然男女とも8割を超えています。
100組いれば100通りの結婚したい理由がある
「いい人がいれば結婚したい」という若い人たち。「なぜ結婚したいのですか」と聞いてみると、「子ども、子育てのため」と答える人もいますが、将来への不安を減らしたいという潜在意識から「一緒に人生を共にするパートナーがほしい」という人や、なんとなく「いつかは結婚するのが自然だと思う」という人も少なくありません。
100組の結婚するカップルがいれば100通りの理由があります。さほど合理的な理由がなくたって、私はいいと思います。「いつかは結婚」と思うなら、まずは、そのチャンスを十分に得られるといいですよね。
でも、待つだけでは厳しい現状がデータから読み取れます。
4人に1人は“自然な恋愛結婚が望ましい”というデータも。
国の調査では「お見合いや婚活サイト等よりも、自然な恋愛結婚が望ましい」と思う人は20〜30代男性では26.9%、女性では25.2%という結果でした(※7)。
つまり、いつかどこかで始まるに違いない「自然な恋愛」を信じて待つ。そして恋人ゼロのまま20代が終わってしまっている人も多い…そんな実情が読み取れます。
出会わなければ、恋愛偏差値も上がらない。偏見を捨て、まずは気軽に「自宅で」出会おう
これまでの時代なら、地縁、血縁、あるいは学校や職場に、必ずと言っていいほど若者同士をくっつけようとする「仲人役」がいたものです。でも今は「本人たちが求めているかもわからないのにくっつけようとするのは過剰なおせっかい」と敬遠されがちです。
しかもリモートワークの今、向こうから勝手にやってくる紹介や出会いの機会は確実に減っています。かといって「出会うためだけのアクション」を自分で起こすのも、なんとなく躊躇してしまうかもしれません。
そんな状況が今、スマホの活用で一変しています。
ブライダル総研の婚活実態調査2022(※8)によると、2021年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人は34.1%。婚活サービスを通じて結婚した人は15.1%でした。前年の16.5%より若干下がったものの、増加傾向が続いています。特にネット系婚活サービスを通じて結婚した割合が高く、「行動制限の中でも出会える」と、オンライン婚活を始めた人も増えています。
2021年に結婚した皆さんは、どんな婚活をしたのでしょうか。ここ数年、圧倒的に増えているのが恋活・婚活サイト、そしてマッチングアプリです。婚活サービスを利用して結婚したと答えた人の実に4割が活用していました(※9)。
つまり、結婚の最終的な決め手は婚活サービスではなくとも、マッチングアプリに登録していくつかの恋愛経験を積み、自身の結婚観や相手に求めるものが明確になった結果、結婚相手が見つかる、というポジティブな流れがあると推測されます。
婚活サービスには向き不向きがある!1万組超の成婚をアシストしてきたプロの目から、賢い活用術&トラブル防止術を伝授したい
ここ数年、私たちの結婚相談所に入会されるお客様も、「リモートになり、学校や職場を通じた出会いが減ったので、自宅でマッチングアプリから婚活をスタートした」という方が特に増えました。
ここで注目したいのが、向き不向きです。就活でも、自分で時間をかけて希望企業を検索していくか、エージェントのマッチングやスカウトを利用するほうがいいのか、人によります。
婚活の世界も同様です。婚活イベントやパーティ向きの人もいるし、もっとライトな街コンや相席居酒屋が向いている人もいます。個人の活動では限界があると感じ、最終的にサポート付きの結婚相談所に入会して、プロに後押ししてもらう人もいます。目的意識が明確で「自分に向いているサービス」を利用できれば、成婚する可能性は高いです。
料金が比較的リーズナブルで気軽に始められるマッチングアプリは今、そういったすべての婚活サービスの入口となっています。
ただ、アプリ自体もサービスによって特徴があり、使用感はかなり違います。恋愛と一緒で、自分で意思決定や判断をして、精査していかなければいけません。
そこでこのサイトでは、私をはじめ、婚活業界でエージェント経験を持つプロの目から見た賢い活用術、トラブル防止術をアドバイスできたらと考えております。
しっかりした情報に基づいて、優良なアプリを利用すること。
ぜひここから、あなたらしい婚活を始めてみてください。
まとめ:マッチングアプリで恋愛偏差値を上げ、結婚観が明確になることも
☑現代の日本では恋愛結婚が約9割
☑交際経験ゼロの20代独身男性は約4割、20代独身女性は約3割。「いずれは結婚したい」と答えた未婚者は全体の約8割
☑4人に1人は“自然な恋愛結婚”にこだわるものの、出会えていない現状
☑2021年に結婚した人のうち、婚活サービス利用者は34.1%。うち40.2%は婚活サイトやマッチングアプリ活用
☑マッチングアプリに登録して自己分析・他者分析をすることで結婚相手が見つかることも!
あなたに合ったマッチングアプリ・婚活サービス選び
あなたのライフスタイルやテイストに合ったマッチング選びや婚活サービスの選び方を、以下のコンテンツでご紹介しています。
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- あなたに合うのはどっち?
結婚相談所とマッチングアプリの違いを比較
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- 成婚数日本一のIBJスタッフがおすすめ!
5大マッチングアプリのポイント
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- マッチングアプリはいつから流行った?
婚活業の歴史【昭和~令和時代】
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- マッチングアプリは安全なのか?
IBJと考えるリスク回避術
- マッチングアプリは安全なのか?
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- マッチングアプリおすすめ15選をプロが徹底比較
1,3,4,5,7:内閣府 男女共同参画白書令和4年版
2:厚生労働省 令和3(2021)年人口動態統計確定数
6:国立社会保障・人口問題研究所 第16回出生動向基本調査
8,9:ブライダル総研 婚活実態調査2022